みなさまは”ポットラック”はご存じですか? ポットラックは、楽しくおいしい、食卓を豊かにする魔法。
パーマカルチャーの12の原則との親和性もとても高いと感じています!
例えば私が、Findhorn Foundation(通称:フィンドホーン、スコットランドにあるエコビレッジ)に長期滞在していたときは、世界中から集まったコミュニティメンバーの本場料理が集結する、彩りも個性も豊かで多様性の広がる食卓が、そこにありました。
今日はポットラックが持つ不思議な魔法とパーマカルチャーとの関係性についてお届けします!
ポットラックは彩りも個性も豊かな多様性の広がる食卓
ポットラックとは
”ポットラック(Potluck)” を直訳すると、“運試しの鍋” 。 諸説あるようですがもともとは、突然の来客の際にあり合わせの料理を出すことが転じて、現在では「(料理の)持ち寄り」という意味で使われています。
ポットラックの起源と日本での広がり
”ポットラック” はもともとアメリカで気の知れた友達と気軽に行うパーティーとして始まったとされていますが、現在は日本の様々なイベントや、パーマカルチャーのイベントにも採用されていますよね!
日本でも学校から地域・会社のイベントまで。そこに集うメンバーの想い想いの料理で作られる食卓は、メニューを思案中のエピソード・調理方法の情報交換・好みの食べ物など、自然と会話が弾みます。
お鍋やすき焼きなど、一つのものをみんなで分け合う日本の文化にもぴったりですよね。
ポットラックとパーマカルチャーの親和性
パーマカルチャーイベントでの採用
さて、パーマカルチャーの3つの倫理には、「余剰物の共有(Fare share)」がありますね。
パーマカルチャーにおける余剰物の共有には、人間も自然同様、お互いが必要な物を供給し合うことで、持続可能な資源を確保できると唱えられています。
畑で採れたもの、冷蔵庫にあるもの、異文化の知識、得意料理・・・
食材も知識もスキルも、お互いの「あるもの・得意」をもちよる考え方であるポットラックパーティーは、パーマカルチャー・コミュニティでもよく採用されます。
エコビレッジにいたときは、みんなでご飯を食べる機会があると、「じゃあ、ポットラックでいいかな?」といった感じで、一人ひとりが料理を持ち寄って、食卓をシェアして過ごしていました。
ポットラックにパーマカルチャーの12の原則からの学びを取り入れてより、メンバーも地球もHappyなパーティーにしよう
地球に配慮する(Earth Care)|パーマカルチャー3つの倫理より
パーマカルチャー3つの倫理の中には、「地球に配慮する(Earth Care)」という視点があります。
人は地球の存在無くして繁栄できないということを理解し、地球環境に配慮するという考え方です。
食材や会場選びに「地球思い」という視点を入れてみてはいかがでしょうか!
例えば、環境に、配慮して地産地消の食材を選んでみたり、会場を、公園や森の中など自然と触れ合える場所を選んで、自然にいただく心地よい時間も様々な気づきがあるかも知れません。
みんなによって集まった食べ物や集まる場所への感謝を通して、自然と寄り添うポットラック!
そんなコンセプトも素敵ですね!
多様性の活用と尊重|パーマカルチャーの12の原則より
みんなで食事を共にシェアするポットラック!
好きなものを持ち寄って多様なメニューがある楽しさにプラスして、 そこに参加するメンバーの食文化や好みを配慮しながら、みんなで楽しめる食卓になればもっと素敵ですよね!
様々なアイデアが楽しい一面と、それぞれの立場を尊重する。
パーマカルチャーには、多様性についての考え方のヒントがたくさんあります。
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多様性の尊重や配慮の豆知識
・宗教:イスラム教とユダヤ教の人はブタ、ヒンズー教の人は牛を食べません
・ダイエット・アレルギー:ベジタリアン、ビーガン、グルテンアレルギ、ピーナッツアレルギーの人もいます
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ゴミを生み出さない|パーマカルチャーの12の原則より
ポットラックを彩る、グッズを環境に配慮したものにしてみてはいかがでしょうか!
・使い捨てではなく、洗って持ち帰られる食器を活用してみる
・包装紙や持ち運びのトレーも自然に配慮したものを使用してみる
・ビニールではなく綿素材のものなど、洗って繰り返し使える、もし長く使用しても地球に還りやすい素材のものをしようしてみる
編集後記
編集を終えて
いかがでしたでしょうか。
この記事を読んでくださった方が、ポットラックを企てたくなってたまらなくなってくれたら、うれしいです。
いつもの仲間と、普段あまり時間を取れていなかったあの人と、持ち寄りでポットラックパーティを開いて、美味しく楽しくlet’s permaculture!
credit
Writter:Hasami
Superviser:Noriko
Brand Producer:Sayaka
Cover Photo:Maddi Bazzocco from Unsplush
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