わたしたちのくらす環境は、人間が加わることで自然界のバランスが崩れたり、逆に豊かにもなる。
たとえば 、生ごみやうんこ、おしっこを捨てればゴミになり処理のためのエネルギーもかかるが、微生物の力を借りて堆肥にして畑に施せば循環が生まれ、貴重な栄養素となり植物が利用できる。堆肥化の過程で微生物がふえ、畑にもさまざまな生きものがふえる。
「人がくらす」ということは環境を汚すことではなく、多種多様な生きものが住める環境をつくること。本書は、循環し、場(自然環境や生態系)が豊かになるくらし方について考え実践する絵本。